こだわりだらけ、優しさだらけ
制作にあたって
ここからは、トレぐちから あなたに向けた、
トイレットレターを お届けいたします。
トレぐちのトビラが開くまでの、とっても素敵な物語。
どうぞ流さずに、お楽しみくださいね。
はじまり
新型コロナウイルスの拡大により、2020年3月より緊急事態宣言が発令され、過去の常識が大きく変わりました。
日常生活でのさまざまな変化によって、意識していないところで溜まっていた、モヤモヤ、イガイガ…
吐き出しようにもやり方がわからないし、どこかに書くのは罪悪感…
ふとこぼしたそんな気持ちが、トレぐちの種でした。
そこで知ったのは、「吐き出すことが大事」という、カウンセラーさんのお言葉です。
そうか、外に出さなくちゃいけないんだ…そう分かったはいいものの、安心できる自分の個室ってなかなか無い。
日常に根ざした、プライベートなスペース。気持ちをそっと、預けられるところって、どこだろう。
そんなときに気づいた、なんてことない言葉。
「落ち着くところと言ったら、
「それだ!!」
そうだ、この愚痴、
これが、トレぐちの始まりです。
由来
そして生まれた名前は、ズバリ『トレぐち』。
トイレ+愚痴という本質の表現に加え、トイレが
自分の居場所の入り口
愚痴や悩みの入り口
" ちょっと綺麗な "
以上3つのような入り口になる…そんな意味が込められています。
また「トイレ」を連想しやすくするためにカタカナを。
「愚痴」というネガティブなイメージを和らげたく、ひらがなを用いました。
「愚痴を流すことで悩みが取れること」。そんな願いから、トレぐちの入り口が開かれました。
深掘り
だんだんと概要が決まってきたトレぐち。私たちの想像だけの存在だったトレぐちを深掘りします。
フィールドワーク
スマートフォンに自分のトイレをつくるため、まずは実際に大学のトイレを見学。
トイレットペーパーホルダーや流しボタンなどの写真を撮り、正面から描いてみたり、側面から描いてみたり…。利用者はどんな画面を求めているのか、検討を重ねます。さらにトイレのパンフレットも参考にしながら、動きを一つ一つ絵に起こし、話し合い。ユーザーはどのようにトイレにぐちを流すのかを検証し、ようやく現在のUIが完成しました。

ターゲット設定
愚痴と居場所の入り口である、トレぐち。
体験価値を高めるため、普段人はどのように愚痴や居場所を見つけているのかを、もう一度考えてみることにしました。
そこで分かったのは、 「愚痴の吐き出し方は様々である」 という事実。SNS上に曝け出すことが救いになる人もいれば、曝け出すことが逆にストレスになってしまう人もいます。曝け出せない人にとって、自身のモヤモヤは罪悪感の塊。どこかに吐き出したり、誰かに相談することそのものが、申し訳なく感じてしまうのです。
自分から吐き出そうと思えれば、その先に場所はある。しかしそう思えない人に向けた、もっと気軽な居場所は足りていない。そう感じた私たちは、
「無意識にストレスを
このようなターゲットに、
「罪悪感のない
と考えました。
そこでトレぐちは、「書いた愚痴が残らず流れ去っていく」「物理的なものを消費せず、流すという体験ができる」
このような機能を取り入れ、 自分の感情に優しく向き合えるよう設計 しました。
ロゴ制作
まずはトイレのイメージやフレーズから、ラフを起こして形決め。その後トイレの視点を変えた3パターンの案を出し、メンバー全員で検討を重ねます。
純粋なトイレの形に加え、カタカナの「ト」の形に、吹き出しの形、便器の形…吐き出した後の温かさを表す、ハートの形…色んな意味を掛け合わせ、伝えたい想いを絞り込んでいきました。

最初のロゴ案たち。ちなみに色は、実際のトイレの写真を参考に選択しました。
決定案。ロゴマークは、トイレの形、頭文字の「ト」、吹き出しをイメージ。
ロゴタイプには、ちぎり取ったトイレットペーパーをイメージし、濁点を丸みをおびた四角形に。「愚痴」という言葉を、優しくする意味も込められています。
イラスト制作
愚痴を吐き出しやすいトイレだと思ってもらいたい。このような思いから「シンプルかつ綺麗」をもとにトイレのイラストを作成しました!
だんだんと概要が決まってきたトレぐち。私たちの想像だけの存在だったトレぐちが、ついにみんなの手元に旅立ちます。
Vueによるアプリ制作
Figmaでデザインを決定したのちVue.jsで開発開始。
プロトタイプにとどまらず、トレぐちの体験価値を少しでも実感してもらうためプロダクトとしてしっかり作成しました。


旅立ち
「なぜトレぐちなのか」「トレぐちの何が良いのか」を1分の動画にまとめました。
みなさんも共感できることがきっとあると思います!イメージビデオ制作にあたっては共感しやすい質問の選定や、早期離脱を抑えるテンポの良い動画展開を意識し制作しました。
トレぐちの魅力がたっぷり詰まった動画、ぜひご覧ください!
編集後記
トイレ。愚痴。
汚い?みっともない?
どちらも、
だけど、どちらもかけがえのない、生きている証。
だから。
どちらとも、これからも宜しくね。
…そんな気持ちを、持てたなら。
ここまでトレぐちの物語を読んでいただき、
トレぐちを見てくれる人・
いつか色んな世界を見て、
たくさん、心から笑えますように。
そんな想いとユーモアをこめて、
この手紙を送ります。
制作者
Graphic
Siori Saito
トレぐち、この優しさにあなたは触れてみたいと思いませんか?あなたの気持ちなんでも流します!